待ちに待ったリジッドフォークが届きました。

注文してから丸2か月。

ようやく届いたリジッドフォークですが、今回は26インチ用のフォークではなく、29er用のフォークを購入しました。

これは、26インチ用だとフォークが短く前のめりになるから。

長さはサスペンションフォークとあまり変わりません。

フォークの長さが同じであればジオメトリも変わらない訳なので、乗り心地や操作感もほぼ一緒だと考えられます。

フォークが短いとフォークが立ちますから、感覚が少し異なると思います。

ここは個人的な好みだと思いますが、私はフロントフォークが長いのが好みなのと、あまりジオメトリが変わらない2つの点を考え、29er用を選択しました。

とここまで選択した理由を述べてみました。

で、商品が届いたわけです。

まず見た目はまあまあ。

重量は軽く、528グラムほど。

見た目はまあまあだったフォーク


5645円のフォークなのに本当に軽いし見た目もいいと最初は思っていました。

ただ、このフォーク、問題がかなりありました。

まず、これまでのサスペンションフォークと比べると同じ長さと思っていましたが、微妙に長い。

いきなり躓いた…


あきらかに数センチ長い。

おっと、ジオメトリがいきなり変わりました。

いきなり選んだ理由が否定されました。(笑)

購入したクラウンレースを付けようとしたのですが、ヘッドパーツと微妙に違う。

まぁ、購入してしまったのでクラウンレースをあきらめて、前のフォークに付いていたクラウンレースを外すことにします。

ドライバをねじ込み木槌でコンコンと叩き外す。

これは難しくない。

次にリジッドフォークにクランレースを取り付ける。

ここでネットを見ると専用工具ではなく塩ビ管を使って入れるものが多かったのですが、あえて安さにこだわり缶ジュースの缶で試してみました。

やってみるとまったくダメ。(笑)

無駄な労力だった…


アルミ缶なので簡単につぶれて押し込めません。

仕方がないので、先人たちと同じようにホームセンターで塩ビ管のVP30を購入し、数回木槌で叩くときれいに入りました。

塩ビ管は簡単だった…


次に仮組するため、フレームに入れてスペーサーやステムを取り付けるのですが、ここでまたもや問題発生。

本当にちょっとなんですが、微妙に太い。

平たく言うと精度が悪い。

そのため、ステムやスペーサーが入らない。

ということで、サンドペーパーで少し形状を整えることになりました。

ヤスリでゴシゴシ…


これで30分ロス。

次に、以前外したヘッドパーツを取り付けようとするとベアリングがなんと一粒ないことに気づく。

痛恨のミス


いつのまにかどこかに落ちてなくなっていました。(笑)

ヘッドパーツはVP-A71。

ネットで型番を調べるとすでに廃盤。

本当に悲しいね。

まぁ、なくしたものはあきらめ、仮組ということでヘッドパーツの上部にこの足りないベアリングを付けてフォークを入れる。

そして、ステムを入れ、コラムにカッターナイフでラインを入れる。

そしてこのラインより5ミリ下でコラムカット。

最後にやってしまった…


ここでさらに問題発生。

スチールパイプを切るもので切ったところ、炭素繊維の内側がほんの少し剥がれるアクシデント発生。

よくよく調べると、炭素繊維は鋼材を切るカッターでは、押し付けて切るため内側が剥離しやすく、回避するためにはノコギリで切るのがいいとのこと。

そんなこと知らねえよ。(笑)

と嘆きつつ、切ったところをヤスリで成形しフォークを入れスペーサーなどを入れるとなんだか5ミリ以上短い様子。

しかも切り口が剥離。

1センチのスペーサー3つ入れようとしていましたが、5ミリのスペーサーを追加注文する羽目になりました。

そして、廃盤のため似たベアリング、TIOGAの5/32ベアリングのTG3BRを近くの「あさひ自転車」に注文しに出かけて本日終了。

ちなみに、ベアリングは合うのかどうかまでは分からず届いてからのお楽しみとなりました。

まぁ、ベアリングの玉は同じ大きさなので、リングがダメでしたらベアリング玉だけ使おうと考えています。


カーボンフォークの失敗
  • サスペンションフォークと同じ長さと思っていたら数センチ長かった
  • クラウンレースだけ買ってもうまくいかなかった
  • クランレースの圧入は空き缶では無理だった
  • ステムが微妙に太かったのでヤスリがけが必要だった
  • 鋼材カッターで切ったので内側が少し剥離した
  • コラムがヤスリで成形したため想定より2ミリほど短かくなった
  • ベアリングを一粒なくした
  • 5ミリのスペーサーを買う必要が生じた

と散々な結果に終わりました。

素人ですから失敗が多いのは仕方がないのですが、リジッドフォークにこれだけ手こずるとは思いませんでした。

ということで、やる気がなくなったので、後日続きをやることにします。