MDR-CD950が壊れたのでヘッドホンを移植してみた
30年使ってきましたがとうとう壊れてしまったMDR-CD950。
このヘッドホンのドライバー(スピーカー部分)はとてもいい音を鳴らすので捨てるのも忍びなく復活させることにしました。
復活させるのに必要だったものはハウジング部分(ヘッドホン本体)とケーブル。
これだけで1万4000円ほどかかかりました。
ただ、ハウジングは、日本では販売されていなかったので、いずれもAliExpressで中国から購入しました。
ええ、本体が買える値段ですが、30年物を移植するには必要な費用と言うことで、中国製ですが躊躇なく購入しました。(笑)
もはや自作ヘッドホン…。
まぁ、ネタですね。
ちなみに、MDR-CD950は3極アンバランス型のヘッドホン。
購入したハウジング部分のジャックは、左右独立の2極ジャック。
そうリケーブルもしないといけません。
リケーブルの仕組みは下のケーブルのとおり。
3極→2極×2へ |
3極プラグを2極?
なんて思うかもしれませんが、-GNDが左右兼用なので、アンプから3極で信号をもらいますが、-を左右に分けて出力するので問題ありません。
本来4極で処理するものを-を兼用することで3極として処理しています。
そのため、本来の働きを取り戻すため、3極→2極×2の上の写真のようなケーブルを購入する必要があります。
あとはドライバーをそれぞれ2極でジャックにはんだすればオッケイ。
はんだしては確認しながらドライバーとジャックを配線でつなぎ、その後、ハウジングにMDR-CD950で使っていたスポンジを入れて、アームをつなぐネジを止めるだけ。
下の写真がおおまかな流れ。
バッフルにドライバーを接着剤で固定 |
ジャックとドライバーをはんだで配線 |
アームを固定する |
ねじ止め剤を塗布 |
アームを固定 |
MDR-CD950のスポンジを入れる |
アームをつなぐネジはしっかりとネジロックを塗り固定。
注意する点は、ジャックとドライバーをクロスして配線すること。
これは、バッフルを裏返すから。
で完成したのが下の写真。
完成したヘッドホン |
なかなかの出来です。
ただヘッドホンの装着度はMDR-CD950の方が断然上。
やはりSONY。
30年経ってもこの装着感にはすばらしいものがありました。
壊れたのでもうかないませんが…。
ただ、30年前のヘッドホン(ドライバーだけ…ですが)を未だに使うことができるのは良いかも。
当時のスピーカーやアンプの出来はなかなか優秀です。
アンプは今のデジタルアンプとは全然違いますからね。
MDR-CD950のドラムスのハイハットの音はなかなかいい音を奏でます。
このヘッドホンならBOOM BOOM SATELLITES 『PILL-Full ver.-』が特におススメ。
ということで無事(?)に復活させることができました。
これでしばらく楽しめるでしょう。
素人でも結構楽しく移植できます。
でも、高くつくのでおススメしませんけどね。(笑)
コメント
0 件のコメント :
コメントを投稿