国立がん研究センター、東京大学、第一三共 新規分子標的薬を共同開発 悪性リンパ腫(成人T細胞白血病リンパ腫含む)に対する第Ⅰ相試験開始
今日のニュースに新分子標的薬の共同開発がありました。
以下、第一三共㈱のプレスリリースからの抜粋になります。
国立研究開発法人国立がん研究センター(理事長:堀田知光)と国立大学法人東京大学(総長:五神 真)及び第一三共株式会社(代表取締役社長:中山讓治)は、血液がんに対する新規分子標的薬としてヒストンメチル化酵素EZH1とEZH2の二重阻害剤(DS-3201b)を共同開発し、この度、成人T細胞白血病リンパ腫(adult T-cell leukemia-lymphoma, ATL )を含む悪性リンパ腫患者に対し、世界で初めて人へ投与するファースト・イン・ヒューマン試験として第Ⅰ相試験*1を開始しました。
悪性リンパ腫の予後が悪い一因は、がん細胞を再生する能力をもつ「がん幹細胞*2」が治療後も残存するためと考えられています。そのため、「がん幹細胞」を根絶することが血液がんの根治には重要であるといえます。国立がん研究センター研究所の造血器腫瘍研究分野 北林一生研究分野長の研究グループは、がん幹細胞の維持に必須な酵素としてEZH1/2を発見し、ふたつの酵素を共に阻害することで、「がん幹細胞」を根絶、治療抵抗性を打破し、再発を抑制することを示唆する研究成果を得ました。これまでの実験動物等を用いた非臨床試験で急性骨髄性白血病や非ホジキンリンパ腫に有効であることが示唆されています。
とあります。
まずフェーズ1ということで、成人T細胞白血病リンパ腫を中心に少数による臨床となっています。
ただ、動物実験では非ホジキンリンパ腫にも有効であると記載がありますので、私の母のように濾胞性リンパ腫にも有効な効果を発揮する可能性があります。
また、この薬の特徴は、がん細胞を生み出すもとになる「がん幹細胞」の死滅を狙うもので、これがうまくいけば、抵抗性からの再発を抑えられる可能性があります。
血液がんは再発の可能性があることから、患者の方にとって待ち望んでいる薬となりそうです。
以下、第一三共㈱のプレスリリースからの抜粋になります。
国立研究開発法人国立がん研究センター(理事長:堀田知光)と国立大学法人東京大学(総長:五神 真)及び第一三共株式会社(代表取締役社長:中山讓治)は、血液がんに対する新規分子標的薬としてヒストンメチル化酵素EZH1とEZH2の二重阻害剤(DS-3201b)を共同開発し、この度、成人T細胞白血病リンパ腫(adult T-cell leukemia-lymphoma, ATL )を含む悪性リンパ腫患者に対し、世界で初めて人へ投与するファースト・イン・ヒューマン試験として第Ⅰ相試験*1を開始しました。
悪性リンパ腫の予後が悪い一因は、がん細胞を再生する能力をもつ「がん幹細胞*2」が治療後も残存するためと考えられています。そのため、「がん幹細胞」を根絶することが血液がんの根治には重要であるといえます。国立がん研究センター研究所の造血器腫瘍研究分野 北林一生研究分野長の研究グループは、がん幹細胞の維持に必須な酵素としてEZH1/2を発見し、ふたつの酵素を共に阻害することで、「がん幹細胞」を根絶、治療抵抗性を打破し、再発を抑制することを示唆する研究成果を得ました。これまでの実験動物等を用いた非臨床試験で急性骨髄性白血病や非ホジキンリンパ腫に有効であることが示唆されています。
とあります。
まずフェーズ1ということで、成人T細胞白血病リンパ腫を中心に少数による臨床となっています。
ただ、動物実験では非ホジキンリンパ腫にも有効であると記載がありますので、私の母のように濾胞性リンパ腫にも有効な効果を発揮する可能性があります。
また、この薬の特徴は、がん細胞を生み出すもとになる「がん幹細胞」の死滅を狙うもので、これがうまくいけば、抵抗性からの再発を抑えられる可能性があります。
血液がんは再発の可能性があることから、患者の方にとって待ち望んでいる薬となりそうです。
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