一時期、40%を超えていた空売り比率ですが、徐々に下がり34%まで下がってきました。

そのかわり、買い残が徐々に増え3兆円を超えて信用取組が3倍を超えました。

アメリカも税制改革が議会を通過し、大きなイベントはこれでなくなりました。

3兆5000億ぐらいからガラリが来るので、そろそろ崩れそうにも見えます。

アメリカの税制改革により一株利益が10%増益との見解もありますが、IT企業はすでに税制優遇策を受けているのでそこまで利益が出ないとも言われています。

FANG、MANTと上がりまくった株価ですが、PERが低いのはアップルだけでそれ以外はかなり割高な株価もあります。

しばらく余韻に浸かっていますので、直ちに下落とはいかないと思われますが、年明けからは少し難しい相場が訪れるのかもしれません。

日本の場合は、日銀が買い支えてくれるので、大幅下落は難しかったのかもしれませんが、2017年の信用評価率を見ると-10%を超えることがほとんどありませんでした。

ただ、信用買残は増えている。

何かのはずみで一気に売られる可能性は否定できません。

最近では、1月の成績はあまりいいものではないので、年明けは注意が必要なのかもしれません。

とはいえ、ここにきて信用売がかなり減っているのは気がかり。

なんだかんだといえ、株は売って、買って取引するもの。

一方通行では、バブルになりかねません。

日銀の対応が、その芽を生んでいることになるのかもしれません。

中央銀行で株式を買っている国はないので、対応を改めるべきと思われます。