毎年この時期、母の病気について考えます。

母のがんの告知は3年前のこの時期。

最初は、なんでうちが…

なんて思いました。

特段、贅沢をしている訳でもないし、悪いことをしている訳でもないし、なんて思ったりしました。

私だけではなく、そう思う人も少なくないのではないでしょうか。

ただ、私は少し考えて諦めました。

そうやって考えたところでどうにもならないからです。

ということでそこは諦め、病気についていろいろと調べることにしました。

ただ、ネットで「○○がん」と検索すると大量に情報が引っ掛かるのですが、「○○がんが完治」、「がんが消滅」なんて記事も大量に引っ掛かってきます。

しかも保険外のものまで。

中には、完解しかできないがんにも関わらず完治なんて言葉まであったりします。

私も当初は、完解と完治は同じと思っていました。

きっと多くの人も完解と完治の違いが分らないのではないでしょうか。

無論、「何もしなくてもがんが消滅した」なんて人がいてもおかしくはありませんが、それは間違いなく例外です。

頭が混乱している中で「完治」の言葉の響きは心を奪います。

そんな弱みに付け込む情報が多く溢れています。

ネットは玉石混淆。

がんに限らず、病気を知るにはネットは大変便利なんですが、自ら調べる、情報の有効性を正しいか判断するといった力は必要です。

藁にもすがる思いで、情報を探している人は多くいます。

私もそうですが、悪質な情報に惑わされないようにしていきたいものです。