3日続騰から始まった日本市場。

2万3000円以下でもたついていたのがウソのようにあっというまに2万4000円近くまで上昇しました。

とはいえ、結果は少し下落し、2万3850円。

アメリカ市場の上昇はすばらしく、どこまで続くのか不思議なくらい上がっています。

日本も負けじと上がり、あっさり2万4000円をクリアしそうです。

ただ、出来高はさほど盛り上がらず、上昇の割に売買代金も低調。

出来高を見る限り疑心暗鬼が相場を覆っています。

昨日も書きましたように、信用売りは減少し、信用買いは横ばい。

とはいえ、信用倍率は3倍を超え、評価損はマイナスが減ってきており下落に備えているような状態。

しかも日銀が浮動株を買い過ぎたせいか、少しの売買でも簡単に上がるようになってきました。

ちなみに、アメリカ国債に利回りがS&Pの配当利回りを超えたそうです。

ということで、国債を買った方が低リスクでリターンが得られるわけで、「相場に対する注意が必要」といったコメントも増えてきています。

なんだかんだと上がっているのを見ると、中央銀行が行った金融緩和が生んだ歪んだ結果になっているのではないかと思われます。

特に日銀はその中でも異端ですから気になるところ。

そういった影響があるのかは分りませんが、最近では日本株ではなく海外株への流出が増えているそうです。

少しずつですが、自国の市場ではなく海外に目を向けつつあることを考えると日本への信認が揺らいでいるように感じられます。

いつまでこの能天気な相場は続くんですかねぇ。