今日から始まったノーベル賞に東京工業大学の大隅良典栄誉教授(71)が受賞しました。

おめでとうございます。


生物の細胞が不要なたんぱく質を分解して再利用する「オートファジー(自食作用)」の仕組みを解明し、神経疾患やがんなど様々な創薬研究につながるそうです。


生物の体は日々変わらないように見えますが、実は、細胞そのものや中身は絶えず入れ替わっています。

新鮮さを保ち続けるには、栄養を獲得するなど生命維持に入れ替えは欠かせません。

オートファジーは、たんぱく質を細胞が「リサイクル」する仕組みで、いらなくなったたんぱく質や、機能が落ちたミトコンドリアなどを分解して、入れ替えるための新しいたんぱく質を作るそうです。

これがうまく働かないとがんなどが増殖し、うまく生命をコントロールすることができないとのこと。



いくつかの記事を読みましたが、残念ながらぼんやり程度しか分かりません…(笑)


ただし、この研究成果により現在では年間4000本もの論文が発表されています。

当然、がんなどの治療に関するものも多数含まれていると思われます。

私のような凡人でも、オートファジーによるルーチンにエラーが起きると「がん」や「神経疾患」などになるのはなんとなく理解できます。


こういった研究が進んでいる訳ですから、今後の医学の大きな進歩を期待せずにはいられません。


また、日本にとっては3年連続受賞ということですが、来年もまた期待できる方が大勢いらっしゃるので明るいニュースはしばらく続きそうです。^^