フランスのMOTiON FRANCEが新しいMTBのサスペンションを開発しました。
2017年半ばの出荷を予定しており、現在KICKSTARTERで資金を募集しています。

新しいサスペンションは、動物の足を連想させるような形のデザイン。
カーボンブレードとコラムの中に油圧ダンパーをそれぞれ独立させ、組み合わせて動作させます。

動画を見る限り、かなり小刻みに動き、路面への追従性が高いものとなっています。
一般的なテレスコピックのフォークですとなかなかここまでの追従性は厳しいものがあります。



また、最大の特徴はブレーキング時のフロントサスペンションの沈み込み(ダイビング)を軽減させ、安定したハンドル操作が可能となること。

また、わずかではありますがテレスコピックのように左右フォークの特性のずれによる走行上の不具合もないといったメリットもあります。

MOTiON FRANCEの新サスペンション



サイズは、26インチ、27.5インチ、29インチ用があり、重量は1850グラム。

テレスコピックとほぼ変わらない重量となっています。


価格は2400ユーロを予定。


ただし、現在、KICKSTARTERで出資者を募集しており、1250ユーロ+送料(150ユーロ)でサスペンションを半額購入できます。

半額とはいえ、日本円に換算すると16万円弱とかなり高いものの、独創的なデザインはかなり魅力的でもあります。

独創的なデザインが魅力


ちなみにこのサスペンション。

オートバイのBMWのデュオレバーにかなり似た構造となっています。

デュオレバー


デュオレバーは約10年ほど前からあるサスペンション。
従来のテレスコピックとは異なり、操舵機能と緩衝機能をフロントフォーク内で完結させるのではなく、それぞれを分離させて機能させたものです。

私のバイクはテレレバーと少し古い規格のものですが、こちらもブレーキング時のフロントの沈み込みが少ないものとなっています。


最近の自転車はディスクブレーキ化してきており、取り付けもダイレクトマウントが普及してきています。

ただし、これもバイクでは10年以上前からラジアルマウントととして普及してきました。


実は最近の自転車はバイクとかなり近い構造となってきています。

これについてはそのうち書きたいと思います。^^


MOTiON FRANCE