街乗り用のクロモリロードを探していたのですが、何気に細身のアルミロードバイクに目が留まり、これぐらいだったらとヤフオクで入札していたら落札してしまいました。

落札したのは、中川工業のDURA ALL。

80年代から90年代前半にかけて販売された自転車のようです。

当時、アルミの溶接が未熟だったことから、流行っていたラグとアルミパイプの接着フレームで製作された自転車。

コンポはWレバーとフロントディレイラーは付いていなかったのですが、それ以外はシマノ600。

ホイールは、シマノ600のハブにMAVICのGP4(チューブラー)と当時の流行のスタイルとなっています。

なんだか聞きなれないシマノ600ですが、現在のグレード言えばアルテグラとそれなりのグレードのコンポが搭載されています。

調べてみるとシマノ600はいくつかのバージョンがあるようですが、コンポの色などを見る限り、最終グレードの一つ前っぽい。

シマノ600のバージョンから私が手に入れた自転車は90年前後に製造されたものではないかと推測しています。

90年前後は、私が大学生の頃で、自転車で北海道などをツーリングしていたので、当時の雰囲気を味わいたく、中古のわりにきれいだったので思わず札入れしまい、結果落としてしまいました。

ちなみに、中川工業は現在廃業しているようで、ネットを探してもあまり資料が出てきませんが、1986年にはこのDURA ALLがグッドデザインを受賞しており、それなりに人気があった車種のようです。

ヤフオクなどでも今もたまに出品され、コンポはDura Aceやシマノ600など当時の高級コンポが搭載され、所有者もこだわって乗っていたものと推察されます。

お値段は30500円に消費税プラス送料。

実は、送料が意外と高く、結局4万円弱となってしまった。(笑)

ただ、落札後に調べてみるとWレバーが手に入りにくい、チューブラーの交換が面倒なことに気づきました。

購入したものの意外とお金がかかることに気づいた私。

実は、少しためらいが生じております。(笑)