先日、Specialized(スペシャライズド)のROUBAIXのニュースがリリースされました。

ROUBAIXはエンデュランスロードバイク。

これまでは振動吸収に優れたZERTZ(ゼルツ)を搭載していましたが、2017年式ではフロントフォークとシートポストにサスペンション機能を搭載しました。

Specializedは振動吸収に以前から力を入れており、フォークやシートポストなどの間にゴムを入れるZERTZ(ゼルツ)で展開してきましたが、思い切った方向転換してきたことになります。

ちなみにお値段も高額で、フラッグシップのS-Works Roubaix eTapは100万円となっています。

ZERTZ(ゼルツ)


開発は、イギリスのMcLaren Applied Technologies(マクラレーン)との共同により行われました。

McLaren Applied Technologiesは現在、マクラレーンホンダとしてF1で活動するメーカーの系列会社でもあります。

ROUBAIX2017


もともとヨーロッパの石畳を走るレースのために開発したロードですが、日本の動画を見ると、公園らしき中の草地を走っています。




草地を疾走する姿を見るとロードというよりもグラベルロード。

サスペンションは、ロードよりもアドベンチャー系のDivergeに搭載しろと言いたいところでもあります。(笑)



2017年式は、各社ディスクブレーキ車を強化しており、さらなる差別化のためSpecializedではこの機能を搭載したものと考えられます。

ちょうどTREKもDomaneで、シートチューブをトップチューブから完全に独立させ、振動吸収を強化したIsoSpeedを投入することから、2017年はディスクブレーキのほか振動吸収へのアプローチも競われそうです。

IsoSpeed


ロードが普及した今、買い替えには新機能が欠かせません。
ディスクブレーキをはじめ各社趣向を凝らした技術が目を引きます。


購入者にとって悩ましい選択肢が増えたことになりますね。^^