HONDAから変わったスクーターX-ADVが登場しました。
スクーターながらコンセプトはアドベンチャーと挑戦的なスタイル。

完全なオフロード仕様ではありませんが、オールロード系のスクーターとなっています。

PR動画でも砂利道を走っており、オフロードを意識しています。

ちょうど、自転車もオールロードのグラベルロードが活況で、バイクも同じ傾向となっています。
こういった流れは、気軽に、場所を選ばず、遠くに、そして非日常へと私たちの価値観や生活スタイルの変化を求めているからかもしれません。



エンジンは水冷4ストロークOHC4バルブ直列2気筒の745ccで、NM4、NC750などで使われているエンジン。

このエンジンは、自動車のフィットのエンジンを参考に燃費、出力を生かした構造で、フィットの4気筒エンジンを半分の2気筒にし、カスタムしたもの。

オンオフ問わず



最高出力は40kW(54PS)/6250rpm、最大トルク(68N・m(6.9kgf・m)/4750rpm。

745ccエンジンながら燃費は大変よく、ガソリン1リットル当たりの距離は40キロに迫ります。

自動車に比べると、バイクは高回転エンジンのためどうしても燃費が落ちてしまいますが、それを解消したものとなっています。

745ccエンジンとDCT


燃費が良ければ燃料タンクを小さくできるので、デザインや重量バランス、軽量化など様々な恩恵が受けられます。

ギアは、DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)を標準装備。

シフト操作を自動と手動に選択できます。

そのほかにもラゲッジスペースやLEDライト、アクセサリーソケット、グリップヒーター、ETC車載器なども採用しており、気軽に遠出に行けそうです。

全てがLEDライト


しかし、このエンジンによる車種展開はかなりのもの。

同一エンジンによる車種展開は、BMWの水平対向Rシリーズが有名ですが、ホンダも同様の手法をとっています。

当然、開発費が下がりますので、企業にはメリットがありますが車種による違いを出させなければ同じようなバイクが並ぶばかり

タンデムも快適


で消費者からは飽きられますので、なかなか難しい舵取りが必要です。


価格は税込みでデジタルシルバーメタリックが120万9600円、ヴィクトリーレッドが124万2000円で、日本での販売は年間400台を見込んでいるとのこと。

かなり挑戦的なバイクなので、販売数が気になりますね。


HONDA