すでにグラベルロードGR250がラインナップされているLynskey

さらにアップグレードしたグラベルロードPRO GRがデビューしました。

GR250に比べ、ダウンチューブとトップチューブが三角形の太いチューブになり、見た目や耐久性などが大きく変わっています。

チューブは、GR250では3AL-2.5Vを使用していましたが、PRO GRではトップチューブ及びダウンチューブを6ALー4Vにアップグレード。

フォークも新たに開発したLynskey PRO GR Forkとなり、これまでのLynskey Pro Carbon Cyclocross Disc #4からチェンジ。

また、ブレーキもポストマウントからフラットマウントに、エンドプレートも変更されています。

BBはBSAでLynskeyに多いPF30ではありません。

PRO GR


価格はフレームのみで、GR250の2650ドルから4250ドル、コンプリート版は5235ドル~が、6835ドル~と大幅に上がっています。

ちなみに、3AL-2.5Vと6ALー4Vの違いはTIGのホームページが分かりやすく、以下が抜粋。

               引張り強さ(MPa)    0.2%耐力(MPa)    伸び(MPa)
3Al-2.5V      620~                  483~                  15~
6Al-4V         895                     828~                  10~

これを見ると強度が大幅に上がっており、Lynskeyのホームページでもどんなところにいつでも探検できると記載されています。

ブレーキはフラットマウント


ジオメトリは、GR250と同じ。

Mサイズを見るとヘッド角は70.5度、チェーンステー長は435ミリ、ホイールベースは1035.5ミリとなっています。

PRO GRのタイヤはコンプリート版で650Bと700cが選択できますが、650BはStans ZTR Crestのホイールと2.1インチのWTB Nano、700cはStans ZTR Grailのホイールと42mmのKenda Happy Mediumといずれも太めのタイヤとなっています。

PRO GR

PRO CROSS(ホイールはStansのAVION)


ちなみに、私が乗っているPRO CROSSはヘッド角が72.3度、チェーンステー長は435ミリと同じで、ホイールベースは1023.8ミリとヘッドが立っておりホイールベースも少し短くなっています。

PRO CROSSもトップチューブは6ALー4Vなんですが、ダウンチューブはHELIXとなっています。


細めが多いチタンフレームの中で、ひときわ目立つダウンチューブが特徴のPRO GR。

かなり攻めたフレームに仕上がっています。