どこまで上がるのか不思議なNT倍率。

NT倍率は、日経平均をTOPIXで割った倍率。

以前は12倍台が普通でしたが、最近では14倍まで届こうかというところまで来ました。

現在、13.8倍付近。

これは、TOPIXは全然上がらずダウントレンドですが、日経平均はそこまで下がっていません。

どうしてこうなるのか?

日経平均は、ファーストリテイリングの占める割合が高く、10%を超えており、ファーストリテイリングが空売りを踏み上げ値上がりしていることから日経平均が下がってこないようです。

ちなみに、ファーストリテイリング、ソフトバンク、ファナックの3銘柄で日経平均構成率は20%を超えます。

ということは、この3銘柄を抑えれば株価を維持しやくなることになります。

つまり、TOPIXは日本のトレンドを表しており、動かすことはできませんが、日経平均は意図的に株価を作ることが可能となります。

それもこれも日銀がETFで買い漁り、浮動株が少なくなったため。

日銀のETF買いが市場に悪影響を及ぼし、数社によって株価が維持されているのを見ると疲れてしまいます。

とはいえ、本日のファーストリテイリングはかなり軟調。

ここまでかなり値上がりしてきましたが、PER40倍強、PBR7倍弱と指数は高めのため、これ以上の値上がりはまさに受給勝負となるでしょうから、ある程度落ちることも考えられます。

どうなるんですかねぇ。