がん光免疫療法など、ここ最近様々ながんの治療方法が報道されています。

いずれも難治性、再発がんに効果を発揮するようで、治療方法の確立が待たれています。

そのような中、ウイルス療法の治験が新たに始まっています。

ウイルス療法は、がん細胞がウイルスに弱いという性質を利用し感染症を引き起こすウイルスを改造し、がん細胞だけを破壊する治療。

単剤やキイトルーダ(免疫チェックポイント阻害剤)を併用するなど様々な治験が東京大学や国立がん研究センター行われています。

キイトルーダを使用するのは、ウイルスは人間の体にとって異物のため、ウイルスに感染すると、排除しようとして体の免疫の機能が高まります。

その免疫機能を使い、キイトルーダで弱体化を防いだT細胞が活発にがんを攻撃するとのこと。

ちなみに、アメリカでは、世界に先駆けてヘルペスウイルスを遺伝子改変した腫瘍溶解ウイルス製剤がすでに2015年10月に承認されているそうです。

国立がん研究センター、大学病院などで進められていることから、朗報を待ちたいと思います。