ユニクロが、スポーツとカジュアルウェアを融合したコンセプトストアUNIQLO MOVEを今日、オープンさせました。

ユニクロのスポーツウェアは、これまでスポーツパーカー、ランニングシャツなどがありましたが、他の商品と同列に販売されていました。

ただ、テニスの錦織選手と専属契約しているなど、スポーツウェアは同社にとって力を入れている分野でもあります。

スポーツウェアは、動きを妨げなく、保温、吸汗、軽量など一般的な衣料に比べ高度な機能が求められます。

当然、価格に反映され、一般的なウェアに比べると3、4倍高いものもザラです。

自転車のウェアでは半袖ジャージだけで1万円を超えるものがたくさんあります。

UNIQLO MOVEがオープン


以前のブログにも書きましたが、スポーツ愛好家はおおむね収入が高い傾向にありますから、こういったユーザーを取り込むことは、企業業績に結びつくわけで、ユニクロがスポーツに力を入れるのも自然な流れ。

最近では、登山やキャンプ用品が中心だったモンベルでもランニングやサイクリングなどのウェア、用品に力を入れています。

ユニクロは、東レと開発したヒートテックが爆発的な人気を博しましたが、こういった商品企画力、開発力がユニクロの強みですから、スポーツウェアにもこれらを生かした商品を展開しつつあります。

そういった中、今回、コンセプトストアUNIQLO MOVEを立ち上げ、新たな需要開拓に乗り出しました。

スポーツウェアというと、アディダス、アンダーアーマー、ナイキなど、世界的な企業が浮かびそうですが、こういった中、どこまで商品を消費者に伝えることができるのか楽しみです。

そのうち、ユニクロブランドのサイクルジャージなども出てきそう。

今ある商品だけではなく、新たなスポーツウェアも今後出てくる可能性があります。

そうすると、これまでスポーツウェアに特化していたブランド、メーカーは、ユーザーが取り込まれてしまいますので、売り上げが大きく影響されてしまいそうです。

こういった企業の次の一手がどのようになるのかも気になるところ。


ユニクロの進出により、近いうちに、スポーツウェアは、デザイン、機能、価格などこれまで以上に厳しい条件が消費者から求められるのかもしれませんね。