ordina M3をカスタムしていて思ったのは、アルミフレームが丈夫で使いやすく、古くても気にせず使えるということ。

そもそもアルミは錆びにくい素材の一つ。

重量も軽く、価格も安く、そして加工もしやすい。

ただ、自転車として考えると重量は少し重いし、乗り心地が固いといったデメリットもあります。

金属は曲がるといったイメージがありますが、アルミはあるときパキッと折れます。

とはいえ、錆に対する優位性が高いので、フレーム自体の損傷さえなければそれなりに使うことができます。

街乗りであれば折れる心配も少なく、いい素材です。

スチールも丁寧に扱えば錆を少なくさせることはできますが、アルミはもう少し雑に使っても大丈夫。

錆がないと、部品が簡単に外せたり、取り付けられたりすることも容易。

昔の接着タイプですと接着剤が取れてしまう可能性もあるので、こちらはおすすめしませんが、溶接であればそれなりに使うことができます。

650Bや29erとなった今のMTBで、26インチのMTBをあえて選択する必要はありませんが、規格が一緒であれば10年前のフレームでもそれなりに使用でき、カスタムできます。

ロードバイクの方が規格が大きく変わっておらず、使いやすいかもしれません。

もちろん、最新の規格ではありませんし、デザインも今とは少し違っていますから、これが気に入らなければあえて古いものを選択する必要はありません。

ただ、今は中古自転車の流通も多く、専門店もあるぐらいで、中古自転車も一般的になってきました。

昔に比べると格段に入手しやすい条件がそろっています。

しかも、古い自転車ですから、量産している自転車は当然安く買えます。

当時高かったものが、半額以下で買えるものもあります。

さらに、安いので盗難などを気にせず、街乗りに使えるわけです。

カスタムしたordina M3


ここが大事。

新車で買えばクロスバイクでも5、6万円しますから、この金額でしたら許容する人も多いかと思います。

また、この価格帯の中古自転車はアルミフレームが中心になりますが、アルミフレームは錆もなく野ざらしで天日干しさえしていなければ、かなり遊べるわけです。

しかも丈夫で、錆も発生しにくく、天候も気にせず使用でき、カスタムも容易ときたもんだ。

スタンドも簡単に付けられ、ちょっとしたスポーツ自転車も気軽に街乗り仕様にできてしまう。

アルミフレーム。

なかなか、いいじゃないですか。

カーボンやチタン、スチールフレームも魅力的ですが、気軽に街乗りできるアルミフレームはかなり魅力的。

高いスポーツ自転車を家の中から出して乗る…。

そういうのも良いのですが、玄関先ですぐに乗って出かけられるのとは雲泥の差。

すぐに乗れると、近くのコンビニにもスポーツ自転車で行こうとなります。

それが、近くの本屋やパン屋にも行こうとなり、気軽に乗れるだけで行動範囲は格段に広がります。

今回のカスタムで、街乗りと簡単にカスタムできるアルミフレームの良さを改めてを認識することができました。

アルミフレームのちょい古(と、ちょい高)の自転車を街乗り化。

こんな遊びをしてみてもいいのでは?

そんな感想を持ちました。

ということで、家の中に転がっているルイガノの26インチMTBフレームで次回はモンスタークロス。

そんなことを想像しています。


おしまい。