株価は上がり続けていますが、WTI原油先物は少しずつ下がってきており、44ドルを割り込んでいます。

原油が下がれば当然、ガソリンなどが下がるので今夏はガソリン価格が安いかもしれませ ん。

私にとってガソリンは安いに越したことがないのでいいのですが、世界から見ると実はそれほどいいものでもありません。

なんでもそうですが、ある程度の価格がないと利益が生まれないので経済は成り立ちません。

そのため、原油価格が下がらないようにOPECで減産合意したわけですが、最大産油量を基準としているのであまり効果が見えず、OPECに入っていないロシア、アメリカが産油量を削減しないので原油価格が下落する始末。

なんと43ドル半ばまで下落…


特にトランプ大統領は化石燃料が大好きなのが困りどころ。

さらに、お金が余っているので、原油価格が40ドル以下では採算が合わないとされるシェールガスまで原油価格が低いにも関わらず採掘しており、リグもかなりの数に達しています。

すでに自動車販売は減速しており、さらに原油安となればアメリカや日本、ドイツ、中国などの自動車生産国、中東の産油国いずれにとってもいい結果を生みません。

中東マネーが引き上げ始め、株価も下落…なんてことが起こりえます。


ただし、先にも書いていますが原油安と反対に株価は上がている…

金融緩和によって生まれたジャブジャブのお金がすばらしい経済効果を発揮しています。


指標は弱いが株価はめっぽう強い。


市場の謳歌はいつまで続くんでしょうかね?