北米からブームが始まったグラベルロード。

ヨーロッパでも活況で、各メーカーから競うように新車が販売されています。

当初は、ロードに比べ太いタイヤ、末広がりのハンドル、ゆったりとしたジオメトリ、しなるフレームなど差別化されていましたが、なんだか出尽くした感じになってきました。

タイヤは今では650b×2.1または700×42cが一般的で、もはや違いはほとんどありません。

ジオメトリもほぼ差がなくなってきています。

そのようなことから、さらなる差別化を図るために取り組んでいるのがサスペンション機能です。

MTBのように100ミリもストロークするようなフロントフォークではなく、軽くて吸収のいいものの開発がすすめられているようです。

フロントフォークにつていは、FOXLaufが製品化しておりますが、リヤを含めるとほとんどありません。

SPECIALIZEDのDivergeでは、Roubaixに搭載されたフューチャーショックとドロッパーシートポストの組み合わせを、NINERではもう少しMTB寄りのサスペンション機構を取り付けたものを開発しています。

Diverge

NINER


いずれも重量をできるだけ増やさずに機能を盛り込むことに主眼が置かれているようです。


ロード×MTB=グラベルロード


ロードほど軽量ではなく、MTBほど高剛性でもない、ほどほどの良いとこどり自転車となる日が近いのかもしれません。