以前にも紹介したアメリカのNINERのフルサスペンショングラベルロードMCR 9 RDOがまもなくデビューするようです。

NINERのホームページには大々的に紹介しており、開発も順調のようです。

ちなみにNINERは日本ではフレーム単体のみの販売で、コンプリート版は販売されていませんので、直接アメリカなどから購入するしかありません。

フレームは以前から紹介しているとおり、カーボンフレーム。

BB付近は、リンク機構があるせいか、かなりのボリュームで、シートチューブはリヤサスペンションを取り付けるため、かなりの太さとなっており、フロントディレイラーは固定具に取り付けるタイプとなっています。

ホームページでは、下記のようにかなり詳細に記載されています。

MCR 9 RDO


サスペンションは、マウンテンバイクで使わているNINERオリジナルのConstantly Varying Arc(CVA)サスペンションシステムで、足元をしっかり支えます。

CVA


最大タイヤは、700x50cと650b x 2.0とかなり太めのタイヤまでOK。

また、リヤのストロークは50ミリとなっており、フロントサスペンションが40ミリと前後で異なるストロークとなっております。

ケーブルはフレーム内配線で見た目はスッキリ。

ボルトケージなど数多くの取り付け穴があり、キャンプライドも快適に過ごせそうです。

フレームは53、56、59センチの3つを用意。

最小サイズが53センチからと、日本人にはそれなりの大きさで、3種類のサイズ展開から見てもかなり限定したモデルでスタートするようです。

ジオメトリは、53センチを見ますと、トップチューブが545ミリ、チェーンステー長が440ミリ、ヘッド角が71.0度、ホイールベースが1041ミリと一般的なグラベルロードと同じようなものとなっています。

BBはPF30。

リヤはスルーアクスルを採用しています。

販売は、コンプリート版とフレーム単体の両方と思われますが、コンプリート版しか今のところラインナップに掲載されていません。

いずれにしてもまもなく発表されると思いますので、楽しみに待ちたいと思います。

ちなみに販売は11月を予定。

価格は上から5-STAR SRAM FORCE AXS LTDで8200ドル、5-STAR SHIMANO GRX 800 2Xで7000ドルで最低グレードの2-STAR SHIMANO GRX 400が4700ドルとなっています。

個人的には、フレームとサスペンションで3700ドル程度かなぁと思っています。

これを機に、一気にフルサスペンショングラベルロードが普及しだすのかもしれませんね。

登場が楽しみなモデルで発表を楽しみにしたいと思います。


NINER