スチールは身近な金属。

ただ、自転車で見れば、パイプの組み合わせから想像を外れることができず、今まで製造されてきました。

簡単に言えば、パイプ同士の溶接による組み合わせ。

私もシンプルなこのスタイルは好きなのですが、ドイツの鉄鋼メーカーthyssenkruppのsteelworksは、この考えを破壊する自転車を開発。



以前、私のブログでも簡単に紹介しましたが、この自転車のオーダーがまもなく始まります。

Roadstar


素材は、自動車にも使われている高強度のDP-K® steel 鋼材を使用。

これをプレスにより生成したハーフシェルを3Dレーザーを活用し、フレームセンターでレーザー溶接するもので、これまでのスチールフレームとは一線を画します。

美しい仕上がりのフレーム


この製法により、精度が高く、さらに内側にリブを設けることで高強度と柔軟性を備えたフレームに仕上がっています。

中はリブで補強


メーカーのホームページでは、同様の競合品に比べ強度が50%アップしつつ、一体成型により乗り心地もアップしているとPRしています。

サイズはMとLの2種類。

世界でも高身長のドイツ人らしく、最低身長は174センチからで、Mサイズでは、チェーンステー長が410ミリで、ホイールベースが989ミリと短く、特徴的なジオメトリとなっています。

身長はかなり高め


コンポはSRAMのeTapとForceの2種類。

eTapには、ホイールがDT Swiss PRC 1400 SPLINE db35、Forceには、同じくDT Swiss P 1800 SPLINE db23となっており、価格はeTapが9000ユーロ、Forceが6000ユーロとなっています。

フレームは、永久保証で、破損した場合には補修にも応じてくれるようです。

重量はeTapが8.32キロ、Forceが8.96キロとなっています。

カーボンフレームの自転車に比べると1~2キロほど重くなっていますが、スチールフレームとしてはかなり軽い仕上がりとなっています。

カラーは3種類。

個性的なスチールバイク、一度試乗してみたいですね。


steelworks