2万円を超えて、足踏みが続き、北朝鮮の地政学リスクにより1万9500円を下回りました。

ただ、多くのアナリスト達は押し目の好機と言わんばかり。

もちろん全員がそういうわけではありませんが、EPSが1400円を超えているのでPER15倍でも2万1000円となりますので、割安と考えられることは否定しません。

ただ、東証の取引のうち7割は海外投資家。

しかもアメリカをはじめ、欧州などは日本よりも経済成長率が高い。

そうなんです、自国に投資した方が効率的なんです。

為替に左右されませんので、安定した利益が望めるわけです。

数円の為替変動でも利益が吹き飛ぶ海外投資へ積極的に行うわけがありません。

ということは、日本がいくら魅力的と言っても海外から見るとさほど魅力的ではなさそうです。

日本だけで売買が成り立つのであればきっと株価はもっと高いのですが、買い手は日銀が中心ですから多くは望めません。

TOPIXとS&P500下落は始まったばかりと思うが…


で、本題の押し目ですが、「本当に押し目なのか?」と疑問がわきます。


日本の売買比率の7割は海外投資家。

海外投資家がリスクオンになり、しかも余力がないと日本への投資が厳しいわけです。

ちまたはでは1万9200円ぐらいでリバウンドなんて声も聞こえてきます。

ただ、ダウの下落は始まったばかり、まぁ、ダウはボーイングとアップルで嵩上げされているだけですので参考になりませんが、S&P500やナスダックを見てもまだまだ落ちきれていません。

アメリカ市場には左右されないほど安定した売買があればいいのですが、それは難しく、アメリカと一緒にさらにこれからも落ちそうです。

そもそも昨年から半年以上上がっているわけですから、そんなちょっとの期間で調整が終わるのは楽観的過ぎるような気がします。


ですから、日本株はもう少し長く調整するものと思っています。


ちなみに、アメリカではミレニアル世代と呼ばれるリーマンショックを知らない世代が一生懸命株を買っています。

下落を知らない世代はどんな末路になるんでしょうかね?


株式市場は入退場を繰り返し成り立っています。


「FANGやMANTだけでもうかるほど投資は甘くないぞ!」


と下がったところで、一発言ってやりたいところです。


ただ、偉そうに言うほど儲かってはいませんので妄想で終わりそうですが。(笑)