投信のベストリターンは今年3銘柄しか購入していないセダバーグ・キャピタル。

何千もの銘柄が上場する株式投資ですが、ブルームバーグの集計データによれば、同ファンドは今年に入ってからのリターンがプラス46%と、中華圏の株式に投資するアクティブ型ミューチュアルファンドの中で首位だそうです。

日本をはじめ、海外など様々な投信があり、リターンを日々競っています。

その中で、ベストリターンとなったものが実は3銘柄しか購入していないとは…

しかも、ファンドの保有株全体の70%が、たった10銘柄で占められているそうです。

一般的に投信は、売上、利益率、為替、将来など様々な要因を照らし合わせ、リスクを分散するため、多くの銘柄を購入するわけですが、この投信はそれを無視した形の投信となっています。

もちろんこれは、他にも言えていることで、アメリカではFANGやMANT、日本ではSUNRISEなど成長株はありますが、これだけに限定した投信設定は難しいものがあります。

なんせ、下落する時は真っ逆さまですから。

ただ、S&P500でもFANGを除いたものはほぼ横ばいで、FANGがほぼ全ての上昇率をカバーしているわけですから、これだけ買っておけば相当なリターンとなります。

ただ、何度も言いますがこれだけ限定して買うのはかなりリスキー。

そういった意味では3銘柄で今年勝負したファンドマネージャーの力量は素晴らしいものがあります。


日本でもこういった大胆なマネージャーがいれば面白いのですが、ここまで割り切って勝負すると負けることも多々ありそうです。


長い目で見ると短期売買よりは長期保有の方が相対的にリターンが大きいので数銘柄で勝負するというのはアリだと思われますが、こういった銘柄を見つけるのはなかなか難しいものがあります。


私も、うまく探してみたいものです。