次男の自転車を乗っていたら異音が聞こえてきました。

異音は二つ。

一つはゴリゴリ、もう一つがシャリシャリ。

ゴリゴリはペダルを漕ぐと感触もあり、すぐに分かります。

丁寧に自転車に乗っている次男なので、錆もほぼなくきれいなのですが注油はチェーンやワイヤーぐらい。

ということで、まず最初にゴリゴリ君を解消することにしました。

音と感触の原因はハブ。

多分、グリス切れ。

ちなみにハブは、JOYTECH製。

台湾メーカーで手ごろな価格のスポーツ自転車に使われているハブです。

このハブ、手で回してもゴリゴリとする感触があり、小さいですが音もします。

事前に専用工具を注文しておきましたので、まずリアからメンテナンスすることにしました。

何かと専用工具がいる自転車のメンテナンス。

専用工具に頼らないものにしてほしいものです。(笑)

さて、リアのハブですが、リアホイールを外して、専用工具をスプロケットに入れ、24ミリレンチで回す。

力をさほど入れずにギアが外れました。

ボスフリーのスプロケット脱着




で、ダブルナットを外し、次にシールドを取ろうとしたのですが結構しっかりくっついている。

マイナスドライバーでちょこちょこ持ち上げながら外すと、予想通りグリスが切れていました。

グリス切れ…


これまでノーメンテだったせいか、かなり汚れており、一度ベアリングを取り出し、きれいに拭きました。

ただ、ハブは錆びもなく、再び使っても問題なさそう。

手ごろな価格でも整備すればそれなりに使えるのはありがたい。

クリーニング


ベアリングは、ボールに入れてクリーナーで汚れを取り、グリスをたっぷり入れてもとに戻します。

ハブ自体が安いものなので、シールドも安っぽく長く使っているせいかちょっと歪んでおり、適当に成形しもとに戻す。

その後、締めすぎてゴリゴリしないように玉当たりの調整を行い、2本のレンチで内側を動かないようにし、外側のナットを締めて終了。

フロントも同様に行いますが、フロントの場合は、一般的な2本のレンチでは締められないので、1本は薄いレンチに変更し玉当たりの調整を行い、同じように外側のナットを締めます。

当初は一般的なレンチで締めようと思いましたが、うまく工具が入らず相当昔に購入した薄型レンチを引っ張り出すとサイズがぴったりだったのでこちらを使用しました。

リアはスプロケットを外す工具が、フロントは薄い特殊レンチがそれぞれ必要でしたので、同じようなハブを手入れするのであれば事前に準備しておく必要がありそうです。

フロントも同様に



ちなみに、リアとフロントのベアリングの大きさが微妙に違っていました。

私は別々にメンテナンスしたのですが、一緒にメンテナンスするとベアリングが混ざり面倒かもしれません。

前後ともゴリゴリしていたハブですが、メンテナンス後はスムーズになりました。

自転車のメンテナンスは、やってみると実感できて、しかも楽しい。

手が汚れるのが難点ですが、なかなかいい時間を過ごせます。

ちなみにシャリシャリの異音は次回。

こちらは原因もよく分からないので、時間をみてやってみたいと思います。