2018年のラインナップが発表されています。

その中でも個人的に気になるメーカーがKONA

ロードではなく、かなり前からあえてグラベルロードに力を入れているメーカーです。

KONAにはROADHOUSE、WHEELHOUSE、ROVEなどラインナップされていましたが、ROVEをさらにアップデートしたROVE LTDとNRBを新たに加えました。

ROVEは、ROADHOUSEがラインナップに加わったことで、用途の違いが分りにくくなり影が薄くなりましたが、650bを採用しオフロード寄りにすることで差別化を図り、フレームデザインも大きく変更しました。

LTDでは、素材をクロモリやアルミからReynolds853に変更し、トップチューブやダウンチューブを以前に比べ大径のものを使用することでボリューム感を与え、さらに、テーパーヘッドを採用することで、前面からもインパクトのあるデザインにしています。

NRBは、デザインはLTDと同じですが、素材をアルミにすることで価格を抑えています。

以下はLTDの紹介となりますが、サイズは6種類を展開。

ROADHOUSEに比べるとトップチューブ長を10ミリ短くした、48、50、52、54、56、58を展開しています。

ホイールベースはROADHOUSEよりも長く、52サイズ、ROADHOUSEでは54サイズと比較すると26ミリ長くなっています。

タイヤはWTB Horizon TCS 650x47cとこちらもROADHOUSEに比べエアーボリュームの高いものを採用し、オフロードを意識した作りとなっています。

オフロード寄りとなったROVE LTD


ジオメトリですが、ヘッド角72度、チェーンステー長は435ミリ、ホイールベースは1031ミリとなっています。

BBはSRAM GXP 68mmが付けられているのでネジ式と思われます。

BB周り


前後とも12ミリのスルーアクスルを採用。

ダボ穴もしっかり用意されていますので、どこにでも走れます。

ブレーキマウントも変更に


なお、他のROVEに比べるとLTDはBBが10ミリ高くなっており、ROVEの中でも異なるジオメトリを採用しています。

コンポはSRAM FORCE1を採用し、フロントは40tのシングル、リヤは10-42tの11sを採用。

クランク

リヤ周り


価格は3599ドル。

フレームとフォークの販売もあり、こちらは1499ドルとなっています。


日本代理店のAKIコーポレーションは為替を高く設定するので、日本では50万円前後になると思われます。

ここ最近、KONAはラインナップを拡充しており、SUTRA LTD、ROADHOUSE、ROVEなどグラベルロードが増えてきました。


その一方、細かな違いが分りにくいことも想定されますので、選択チャートなど、ユーザーへの配慮、工夫が今後求められそうです。


いずれにしても、スチールフレームは扱いが楽なので、旅好きな人は要注意ですね。


KONA