9月7日、PlayStation4 Proが発表されました。

2013年11月15日に北米で発売されてから、5月に出荷台数が4000万台を超え、歴代最速の販売台数となっているPS4。

赤字続きだったソニーにとって、現在のPS4は大きな収入源で、黒字化の大きな礎になっています。

おかげで株価もPS4発売時期には2000円程度でしたが、現在は3400円近くと7割近く上げています。

現在は、スマートホン向けゲームが全盛ではありますが、PS4を見ている限りいまだに固定ゲーム機の需要が根強くあるのが分かります。

話が脱線しましたが、今回のPS4 Proはこれまでに比べ大幅にアップデートしています。

PS4 Pro


VRの販売に合わせ出力の4K化、グラフィックの処理能力が1.84TFLOPSから4.2TFLOPSへと大幅にアップしたほか、メインプロセッサーは28nmから16nmへと微細化を図り、1.6GHzから2.1GHzへとクロックアップしています。

また、メモリも同じ仕様に見えますが、クロックが上がり帯域幅が変わっています。

以下が比較になります。

PS4比較
PS4 Pro
(CUH-7000)
新型PS4
(CUH-2000)
現行PS4
(CUH-1200)
価格
(税抜)
44,980円HDD500GB:
29,980円、
HDD1TB:
34,980円
HDD500GB:
34,980円、
HDD1TB:
39,980円
メインプロセッサCPU : Jaguar 8 cores
GPU : 4.20 TFLOPS
CPU : Jaguar 8 cores
GPU : 1.84 TFLOPS
CPU : Jaguar 8 cores
GPU : 1.84 TFLOPS
メモリGDDR5 8GBGDDR5 8GBGDDR5 8GB
ハードディスク1TB500GB、1TB500GB、1TB
外形寸法
(幅×高さ×奥行き)(最大突起含まず)
約295mm×55mm×327mm約265mm×39mm×288mm約275mm×53mm×305mm
質量約3.3kg約2.1kg約2.5kg
光学ドライブ(読み出し専用)Blu-ray Disc 6倍速CAV
DVD 8倍速CAV
Blu-ray Disc 6倍速CAV
DVD 8倍速CAV
Blu-ray Disc 6倍速CAV
DVD 8倍速CAV
入出力Super-Speed USB (USB 3.1 Gen.1)ポート×3
AUXポート×1
Super-Speed USB(USB 3.1 Gen1)ポート×2
AUXポート×1
Super-Speed USB (USB 3.0)ポート×2
AUXポート×1
通信Ethernet(10BASE-T,
100BASE-TX,
1000BASE-T)×1
IEEE 802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth v4.0
Ethernet(10BASE-T,
100BASE-TX,
1000BASE-T)×1
IEEE 802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth v4.0
Ethernet (10BASE-T,
100BASE-TX,
1000BASE-T)×1
IEEE 802.11 b/g/n
Bluetooth® 2.1(EDR)
電源AC 100 V、
50/60 Hz
AC 100-240V,
50/60Hz
AC 100V,
50/60Hz
消費電力最大310W最大165W最大230W
AV出力HDMI出力端子(4K / HDR出力対応)
光デジタル出力端子
HDMI出力端子(HDR出力対応)HDMI 出力端子
光デジタル出力端子

消費電力は上がっていますが、このスペックであれば仕方がないところだと思います。



これまでのPSでは、ここまでのアップデートはありませんでした。

でもなぜここまでアップデートするのか?


これまでのゲーム機は、実は機器のアップデートがなかったことから、数年後にはソフトがハードを上回るものが少なくありませんでした。


ようはハードの処理不足が徐々に生じるということ。


そのため、ソフトの一部をダウングレードして販売することも少なくありませんでした。


PCゲームが最高品質、ゲーム機は普通、スマホは低品質といったように…


今回は、これまでの轍を踏まえ最新画像処理で日進月歩で迫るスマホゲームとすみ分け、ユーザーの取り込みを図っていこうと戦略を改めててきたとも考えられます。

そしてさらに、PCゲームのユーザーも取り込もうと。

ということは、この先PS4のプラットフォームが続く限り、PS4のアップデートを行う可能性があることになります。


1年か?、2年か?、といったアップデートの周期は分かりませんが、スマホのように半期、1年よりはゆったりだと思いますが、定期的に行う可能性は否定できません。


スマホゲームとのすみ分けが進む訳ですが、機器についてはスマホと同じように定期的に進化していくことになりそうです。