国会では紛糾している働き方改革。

実は、土木はかなりこの点では遅れています。

1か月で4休しか取れないところも多くあります。

天候に左右される仕事のため、職人は日給月給。

そのため、出てなんぼになってしまいがち。

それが1か月で8休だと給料が減ってします。

そうなると工事費がそのままだと減給になってしまうので、経費を増やさないといけない。

いわゆる工事費を上げないといけません。

ただ、上げてもそれをちゃんと守るのか?

となるとちょっと微妙。

体育会系的なところがあり、上下関係がキツイのでコッソリ違う現場で仕事なんてこともありえます。

しかも多くの会社は零細企業ですから、社長に逆らうには厳しいものがあります。

あまり言いたくありませんが、学歴も低く、多業種への転職も難しい面もマイナス材料。


じゃあどうすればいいのか。

例えば、道路工事。

発注者が週休2日を条件にするのはもちろんですが、道路工事は警察の許可が必要のため、土日は工事の許可をしない。

なんてことも考えてもいいかと思います。

とはいえ、沿道には住宅や店舗があり、一筋縄ではいかず単純にこれがベストとは言い切れませんが、これぐらいの勢いでやらなければ難しいものがあります。

いずれにしても土木に携わる身の私としては、週休2日は早く実現してほしいと常に思っています。

職人は高齢化し、ただでさえ3Kと言われ、職人が減少している訳ですから、若手をつなぎとめる方策を考えないと、インフラの維持管理もままならなくなってしまいます。

多くの課題がありますが、ぜひ、休みを増やしてほしいところです。