スポーツ自転車はクランクに加えた力をチェーンを介しホイールを回します。

そのため、どの自転車もジオメトリや素材、ホイール、タイヤは違うのもも構造は一緒です。

そのような中、セラミックベアリングで有名なCeramicSpeedがチェーンの代わりにシャフトドライブを使ったドライブコンポコンセプト「DRIVEN」を発表しました。

説明すると難しいので、下の写真を見てもらいたいのですが、クランクとリヤスプロケットの歯が向き合うように設置し、それをシャフト介して回転させるようにできています。

DRIVEN




仕組みは至って簡単なんですが、リヤスプロケットやシャフトに付くギアにベアリングが取り付けられているなど、かなり工夫されています。

開発はコロラド大学の機械工学部門と提携。

セラミックスピードによるとシマノDURA ACEよりも高効率で、ディレーラーのような構造もいらないのでシフトチェンジも楽に入るとされています。

ただし、フレームは、ギアが回転するスペースやシャフトが取り付けられるようにしなくてはならず、かなり構造に制約を受けるので、簡単に使えるコンポとはならないようです。

とはいえ、成熟してくればチェーンステーをシャフトに代用してギアを回すこともできそうです。

いずれにしても製品化までもう少し時間がかかりそうですが、こういったおもしろいコンセプトを発表するセラミックスピード社の創造性は強く感じさせてくれます。

ちなみに私のバイクもシャフトドライブ。

シャフトドライブはチェーンに比べ、伸び縮みがないのでメンテナンスが楽なので気に入っています。

自転車も同様にメンテナンスがいらないように製品化してほしいものです。

付けてみたいですが、かなり目立ちますね。