玩具世界大手のLEGOグループがベトナム南部のビンズオン省に新工場を建設するそうです。

投資額は10億ドル(約1100億円)。

アジアは2か国目で2016年に中国東部の浙江省(上海の南)に新工場が建設され稼働しています。

2024年稼働なので、10年も経たないうちに新工場を稼働させます。

LEGO

実は、コロナ過によりLEGOの売上は増えていて、2020年の世界全体での売上が437億デンマーククローネ(約7600億円)で、対前年比で13%の増加。

今期についても売り上げが伸びているようです。

自宅でLEGO。

こういったニーズがそれなりにあったようです。

しかも、中国は政治、賃金上昇、電力不足など不安定なところがありましたので、そういったリスクヘッジも兼ねていると思われます。

ちなみにベトナム工場は敷地面積が44ヘクタールで東京ドーム9.4個分と広く、今後15年間で最大4000人を雇用するとのこと。

さらに、工場の屋根には太陽光発電設備などを設置し、同社で初となる温暖化ガス排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」を実現する工場となるようです。

先日のペットボトルからブロックなど、欧州の企業らしく環境を意識したものとなっています。


しかし、ベトナム製品が本当に増えました。

アジアの成長エンジンは相変わらず中国が中心ですが、政治的に難しいかじ取りがあり安定感に欠けることから少しずつ他国に移っているように思います。

今後はベトナムやタイなどの東南アジアにますますシフトしていくのでしょうね。