3強の一角を占めるレッドブル。

今期はルノーのパワーユニットを搭載していますが、来季からユニットをホンダに切り替えると発表されました。

ホンダは、マクラレーンと共に3年間戦ってきましたが、多くの課題があり決別し、今季からトロロッソに提供しています。

チーム規模はマクラレーンが上で、格下のトロロッソで走るわけですから、成績が好転するわけがないように思われていましたが、所々に光るところを示すようになってきました。



一方、ルノーに切り替えたマクラレーンは当初、「成績が悪いのはホンダのせい。ルノーに切り替えたら優勝できる」なんて豪語していましたが、成績は昨年と似たり寄ったり。

トップスピードは遅く、しかもトロロッソに予選で負けることもしばしば。

ルノーのユニットを搭載しているレッドブルは7戦中2勝しているので、パワーユニット以外のシャーシにも多くの課題があることが明るみになりました。

しかも、駄々をこねてホンダと決別しルノーに切り替えるほど出来の悪かったユニットを3強のレッドブルが提携するサプライズも演出。

とはいえ、レッドブルはしたたかなチームですから、今期優勝しているユニットを何の勝算もなく切り替えるわけがありません。

当然、今期以上の成績を狙ってくるはずです。

トロロッソのドライバー、ガスリーのコメントを見ると、ホンダのユニットはルノーに比べドライバビリティが優れている発言をしています。

ピークパワーは若干劣るとの記事もありますが、パワーも極端に差がつくほどではないようです。

また、ユニットもルノーに比べコンパクトなのも利点。

さらに今期の成長ぶりも加味しているものと思われます。

いずれにしても勝てるチームにユニットを提供するわけで、走行データーは今まで以上に精度の高い数値を生かし、マクラレーンが後悔するぐらい活躍してほしいと思っています。

早くも来季が楽しみになってきました。