アメリカ市場の急落から始まった今回の相場。

VIXが50を超えるなどなかなかの盛況ぶりでしたが、ナスダックは半値をとっくに戻し、ダウとS&P500もなんとなく半値に近くに到達しました。

ただ、あれだけ大きな下落が簡単に戻ると考えるには少し楽観的ではないかと思い、先日、二番底の可能性を書いたわけです。

これまでのチャートを見ていると二番底がありましたからね。

昨晩ダウが下がっていたので、日経平均もつられて下落し、21700円台に戻ってきました。

日経平均のEPSが1680円とかなり高いこともあり、PER12.9倍と先週に続き13倍割れ。

ただ、これはあくまでも日経平均であって、個別銘柄になると景色が違ってきます。

赤字が素敵なアメリカ市場


任天堂は相変わらずボラも高いですが、反発も強く高値戻しにチャレンジしていますが、出来高急減、上昇がピタリと止まった銘柄がチラホラしています。

しかも、3Qの決算が出そろいましたので、これからはネタなしで勝負。

そうなると当然、ファンダメンタルズ。

無駄にPERが高い銘柄は注意が必要です。

特に新興のマザーズは怪しい感じがプンプン。

ということで、期待していた市場全体の二番底は難しいかもしれませんが、マザーズや個別銘柄の急落はありそうな気がしています。

これがどの程度まとまってくるのかが気がかり。

特に3月20~21日のFOMC前後は利上げの回数、為替、国債利回りが大きく動くことも考えられ、売り買いのチャンスとなりますので、用心しておいた方がよさそうです。

個人的には、売り仕掛けの方が市場へのダメージがでかい(得する人が限られる)ので、こういった戦略が取られるのではないかと思っています。

いずれにしても出来高を見ていると、これまでどおりなんでも上がる相場は終わったようなので、森と木の両方を見ながら戦略を考える必要がありそうです。