メキシコに壁を作ると言っていた人が近く大統領になります。
過激な発言で登りつめたとあって、フォードなどメキシコに工場建設するのを見合わせるようツイッター(Twitter)で投稿し、凍結させてきましたが、その矛先をトヨタにも向けてきました。

トヨタのメキシコ工場建設を見合わせるようツイッターで投稿したからです。

おかげで、トヨタをはじめ自動車メーカーの株価は下落…

そもそも今回のトヨタは、以前から決まっていたことでアメリカから移転するのではなく、メキシコに新工場を建設するというもの。

アメリカの雇用は奪われないので今までとは少し違っています。


メキシコは、アメリカからの投資額が高い国の一つ。

賃金が安く、しかもアメリカに隣接しているから輸送費も安い。

その結果、メキシコに投資しているのですが、アメリカ人から見れば労働が奪われ、お金もメキシコに流れるだけではなく、治安の悪さは商品と一緒にアメリカに入ってくるので、目の上のたんこぶとも考えられます。


しかし、実はそれが価格の安さに結びつき、その恩恵を一番受けてきたのはアメリカなんだよねぇ。


製造業の国内回帰はいいのですが、それは価格に当然反映され、それを購入するだけの賃金がないと成り立ちません。


トランプ氏ほどではないのですが、日本の安倍ノミクスと似ていませんか?


うまくいけばいいのですが、この壮大な計画はすぐに効果を発揮しないところが難しいところ。


なにせ、価格に反映されても賃金は直ちに反映されないから。


ようは高くて誰も買えない…


安倍首相は民主党より良くなっている…と常々国会で言っていますが、もう民主党の政権期間と同じ時間が過ぎています。


しかも民主党の時は東日本大震災があったし…


実は株価と為替以外はあまり変わっていないんですよね。


手取りで見るとあまり変わっていなかったりして…と思っていたら平成22年に比べると5%以上下がっていたりして…


厚生労働省の資料から


ということは、アメリカも結局は富める人が株価上昇によりさらに富める…


なんてことがオチとも考えられそうです。


だって、トランプ政権の幹部はウォール街が多いしね。


いずれにしても1月11日の記者会見、20日の就任式、そしてハネムーン期間の100日後にはどのようになるか楽しみです。


そして、大統領になってもツイッター(Twitter)で企業にイチャモンを付けるのかこちらも気になるところです。


まぁ、しかし、困った人が大統領になるもんですねぇ。^^