オフロード系のNINERからRLT 9 RDOがデビューしました。
これまで、アルミ製フレームのRLT 9、レイノルズ853を使用した鋼製フレームのRLT 9 STEELがありましたが、今回、カーボンフレームのRDOを新たにラインナップに加わえました。

NINERはもともとオフロードを専門にしていますが、フレーム素材をアルミ、スチール、カーボンと展開する当たり、グラベルロードにいかに力を入れているのかが分ります。

ケーブルは、フレーム内蔵で見た目もスッキリしています。




RLT 9 RDO 5-STAR

ケーブルは内蔵


最高グレードは5-STAR。
5-STARは、ホイールをENVE SEC 4.5 AR Disk、コンポをULTEGRA Di2を採用したもので50台限定。

お値段は2700ドルのホイールを採用しているせいか、8800ドルとかなり高額。

ただ、これ以上のカスタムはあまりできないでしょうから、全て搭載している自転車を購入することは結果的には安く収まるとも考えられます。


カラーリングはグレードによってことなりますが、5-STARは他のグレート同様にイエローとカーボン、またはシルバーとカーボンの組み合わせで、RLTのこれまでのデザインよりはシャープな印象を受けます。

また、これ以外にも3車種展開しており、フレーム単体でも販売しています。

フレーム単体(フォーク込み)は2300ドル。

ジオメトリは、Mサイズに相当するトップチューブ545ミリを見た場合、チェーンステー長が425ミリ、ヘッド角が71度、ホイールベースが1017ミリとなっており、ほぼRLT 9 STEELと変わりません。


フロントフォークはRLT 9シリーズと同じ


前後ともスルーアクスルで、径はフロント15ミリ、リヤ12ミリとなっています。

最近ではフロント12ミリの径が主流ですが、オフロードとして考えると15ミリの方が安定感があると判断しているようです。

ダボ穴はカーボンフレームでもしっかり装備されているので、取り付けも容易そう。

タイヤは35cが装備されていますが、40cまで装着できます。

内側にダボ穴


NINERはフレーム単体でしか日本では販売されておらず、RLT 9 RDOについてもフレームのみとなりそうです。

その場合、1500ドルのRLT 9 STEELが21万円で販売されていることから、RDOは32万円前後となりそうです。


ちょっとフレーム単体では高いので、日本での販売は相当限定されそうです。


FOCUSやNINERは個人的に好きなメーカーなんですが、どうも日本では販売価格が高いのがネックですね。


NINER

備忘録 アドベンチャー系グラベルロード カーボンフレーム編まとめ