アメリカの鉄鋼、アルミの関税が23日から発動され、さらに中国に600億ドル規模の関税を新たに課すということで、ダウが700ドルを超える下げを受け、日本市場も大幅下落になりました。

先日、21000円近辺で止まり、さらに下がっても20500円程度ではと書きましたが、もしかしたら20500円も割れるかもしれません。

日経平均の下げ幅は900円を超え、先日の下値を割り三尊底も合わせて割れることとなったからです。

チャート上は底抜けしたので、様々な節目がありますがどれこもれも底とは言えなくなりました。

とはいえ、一般的に20500円、20000円といった区切りのいい数字がありますので、こういったところで下げ止まるのではないかと思われます。

チャートはTOPIXでこちらも底抜け


個人的には、そろそろと思っています。

アメリカのフェアグリードは一桁台になっていますので、底打ちを示唆していると思われます。

ただ、その底は今の底であって将来の底ではありません。

平たく言うと、将来の株価は今より高いのか安いのかは分りません。

現状のアメリカの政策を見ていると大幅上昇は厳しいと思われます。

ただ、中間選挙後にはかなり状況が変わるかと思われます。

このままですと共和党が惨敗するからです。

そうなるとレームダックからの政策停滞で株価上昇なんてシナリオも描けます。

とはいえ、トランプ大統領ですからさらに火が付き、何でも大統領令なんてことも考えられます。

あまり頼りたくありませんが、中国の対応が今後の世界経済を動かすと言っても過言ではなくなりました。

最良はアメリカと中国が双方で交渉し決着。

最悪が双方関税で共倒れ。

最悪だと株価はこの水準からでも3000円ぐらいは下がりそうです。

そうなると笑えませんが…。


しかし、日本は今回の関税では蚊帳の外で首相のゴルフ外交にも疑問符が付きました。

株価下落から安倍首相の支持率もさらに下がるのかもしれません。