カーボングラベルロードを発表したNINERのRLT 9シリーズ。

その中のSTEELが2017年式に合わせアップデートしました。

フレーム素材はReynolds 853で変わりありませんが、フォークがRDOと同じものになったほか、ブレーキキャリパーがフラットマウントに、トップチューブ上にBENTO BOX用の取付ボルト、Di2用の内部配線ルートなど、様々な改良が施されています。

2016年式に比べ、キャリア、ボトルケージ用の取り付けが増えたことから、積載量も上積みされ、アドベンチャーバイクとして磨きがかかっています。

ブレーキマウントが変更に


ジオメトリは、530サイズで見ますと、チェーンステー長が430ミリ、ホイールベースが1025ミリと2016年式と同じですが、STACKが589ミリと若干高くなっています。

2017年式ジオメトリ

2016年式ジオメトリ


カラーリングは、シンプルながら特徴的なデザインで、スチールらしい雰囲気を醸し出しています。

NEW RLT 9 STEEL


前後ともスルーアクスルですが、フロントが15ミリで、リヤは12ミリとRDOと同じスルーアクスルとなっています。

余談ですが、ここにきてロード、グラベルロードのフロントスルーアクスルは、12ミリが一般的となり、15ミリは少数派で、15ミリのロード系ハブも少ないので、近いうちに12ミリにマイナーチェンジされるかもしれません。

グレードは2-STAR、3-STAR、4-STARの3車種を展開していますが、数量限定でENVEのホイールなどをおごった5-STARも販売しています。


デザインがシンプル

ボルト穴が多数用意


いずれも油圧ブレーキですが、4-STARは、シマノのUltegraで46/36T (4000ドル)、3-STARは、SRAMのRival 2×11で46/36T(3000ドル)、2-STARは、SRAM Apex 1×11で 42T(2500ドル)となっています。

ただし、コンプリート仕様は日本では未発売。

海外通販では購入できますが、なかなかハードルが高い車種でもあります。

ぜひ日本でも購入できるようにしてほしいですね。


NINER