日本市場の頼みの綱だった任天堂の株価が軟調です。

VIXから崩れた際は42000まで下落しましたが、すぐにリバウンドする強さがありましたが、ここ数日は弱く値を保てません。

ボラが大きく、2%を超えて落ちることもあります。

チャートを見ても底抜けで、良い形ではありません。

円高、アメリカのハイテク株下落、米中関税問題などここにきて山積みです。

円も一時は107円まで戻しましたが、米中関税のおかげで再び円高に。

しかも4月下旬から5月下旬にかけてはイベントが盛りだくさん。
米朝首脳会談、中国の報復関税、中国への関税発動などが想定されます。

どれもこれも一筋縄ではいかないものばかりで、落としどころがうまく見つかればいいのですが、なんせあの大統領ですから見つからない可能性もあります。

チャートは底抜けっぽい


日本市場は海外投資家が7割で、その海外勢は売り一辺倒でその後は様子見。

出来高も細り、閑散相場となっている中、少しの売りだけでも下に落ちてしまいます。

買い支えは、日銀と個人投資家。

空売り比率も40%を超え、いつ買戻しがあってもおかしくはないのですが、一向に比率が減りません。

これまで強さがあった任天堂ですが、ここ最近の相場が下落を見ると、これまでの下落がボディブローのように効いてきて個人投資家の余力を奪ってきた結果なのではないかとと思われます。

余力が奪われた日本市場はしばらく上昇する力がないのかもしれません。