自転車屋さんが「最近はロードが売れなくなった」と言っていたので調べてみた
先日、自転車屋さんにLynskeyの点検をお願いした際に雑談していたら、
「最近クロスバイクはそこそこ出るんですが、ロードバイクが全然売れなくなりましたよ」
と話していました。
「自転車をネットで購入する人も多いようで、そっちにも流れているようです」
とも話していました。
クロスバイクは、ロードに比べ価格が安く、しかもママチャリに比べると断然速く、街乗りには最適です。
しかも長距離も走れるので、これ一台あればどこへでもサイクリングできるスグレもの。
価格は、3~15万円ぐらいまでありますが、私が行っている中規模店では高価格帯ではなく5~8万円の自転車が売れているような話でした。
クロスバイクは、自転車店からすると、初心者向けでお客さんが呼びやすい反面、利益が出にくい自転車と言えます。
さらに、自転車をカスタムする人はごく一部ですから、一度売れてしまえばそれっきりととなることも少なくないかと思われます。
で、実際どれくらい売れているのかと自転車産業振興協会のホームページで調べてみると
H30年2月
クロスバイク
H30 0.9台 6.9%
H29 1.2台 7.3% 増減率-25.0%
ロードバイク
H30 0.6台 4.6%
H29 0.7台 4.3% 増減率-14.3%
マウンテンバイク
H30 0.2台 1.5%
H29 0.2台 1.2% 増減率0.0%
H30年1月
クロスバイク
H30 0.8台 6.2%
H29 0.9台 5.8% 増減率-11.1%
ロードバイク
H30 0.7台 5.4%
H29 0.6台 3.9% 増減率16.7%
マウンテンバイク
H30 0.3台 2.3%
H29 0.2台 1.3% 増減率50.0%
H29年12月
クロスバイク
H29 1.1台 6.9%
H28 1.0台 5.2% 増減率10.0%
ロードバイク
H29 0.9台 5.7%
H28 0.8台 4.1% 増減率12.5%
マウンテンバイク
H29 0.2台 1.3%
H28 0.3台 1.5% 増減率-33.3%
H29年11月
クロスバイク
H29 1.1台 7.2%
H28 1.0台 6.0% 増減率10.0%
ロードバイク
H29 0.7台 4.6%
H28 0.7台 4.2% 増減率0.0%
マウンテンバイク
H29 0.1台 0.7%
H28 0.3台 1.8% 増減率-66.7%
となっていました。
下段は前年同月比で、これらを見るとたしかにクロスバイクはコンスタントに微減ながらも売れているようですが、ロードは4か月で3台販売しているような統計結果となっていました。
全国平均で見てみると、関東はほぼ横ばい、中国・四国・九州地方は少し伸びていますが、それ以外は、季節もありますがマイナスの地域もあります。
自転車屋さんの話しと統計を見てみると高価格帯のスポーツ自転車については、前年に比べても状況が好転していないと考えられそうです。
原因を考えると
といったことが考えられます。
どれも当てはまりそうそうですが、私は金銭的な余裕が一番ではないかと思っています。
お金があれば取りあえず購入…なんて考えらますからね。
みずほ銀行(みずほ総合研究所)のレポートを見ますと、2017年10月から節約志向指数が急上昇しており、金銭的な余裕がなくなり、支出に対して厳しくなったと読み取れます。
いずれにしても、少し前に比べるとロードやマウンテンバイクの販売が厳しくなっているようです。
ネット店の販売強化もあり、価格差が容易に分るのは消費者にとってはうれしい反面、店舗側からすると厳しい時代と言えそうです。
ただ、自転車は日常的なメンテナンスがあればいつまでも快適に使える乗り物。
日常的なメンテナンスが必要と思われます。
そこが店舗の強みなので、こういった強みを生かした戦略が求められます。
個人的によくみる自転車ショップのBLUE LUGのブログを見ていると、高価格のカスタム自転車がかなり売れているようで写真が毎日のようにアップされています。
どの写真も一眼で丁寧に撮影され、見ているだけでも楽しい構成となっています。
パーツは、アメリカ製が多くほぼ定価で販売しているようですが、レースに参加したり、NITTO社長のトークイベントなどを開催したりして、ネットとリアルが融合した店舗運営を行っており、こういったアプローチがウケているようです。
高くてもサービスがそれを上回るので購入する。
そのため、利益が出しやすく、その利益が社員や店舗、ユーザーに還元される好循環が生まれているようです。
ネットとの親和性が自転車屋さんにも求められているのかもしれませんね。
「最近クロスバイクはそこそこ出るんですが、ロードバイクが全然売れなくなりましたよ」
と話していました。
「自転車をネットで購入する人も多いようで、そっちにも流れているようです」
とも話していました。
クロスバイクは、ロードに比べ価格が安く、しかもママチャリに比べると断然速く、街乗りには最適です。
しかも長距離も走れるので、これ一台あればどこへでもサイクリングできるスグレもの。
価格は、3~15万円ぐらいまでありますが、私が行っている中規模店では高価格帯ではなく5~8万円の自転車が売れているような話でした。
339,000円のクロスバイクも
クロスバイクは、自転車店からすると、初心者向けでお客さんが呼びやすい反面、利益が出にくい自転車と言えます。
さらに、自転車をカスタムする人はごく一部ですから、一度売れてしまえばそれっきりととなることも少なくないかと思われます。
で、実際どれくらい売れているのかと自転車産業振興協会のホームページで調べてみると
H30年2月
クロスバイク
H30 0.9台 6.9%
H29 1.2台 7.3% 増減率-25.0%
ロードバイク
H30 0.6台 4.6%
H29 0.7台 4.3% 増減率-14.3%
マウンテンバイク
H30 0.2台 1.5%
H29 0.2台 1.2% 増減率0.0%
H30年1月
クロスバイク
H30 0.8台 6.2%
H29 0.9台 5.8% 増減率-11.1%
ロードバイク
H30 0.7台 5.4%
H29 0.6台 3.9% 増減率16.7%
マウンテンバイク
H30 0.3台 2.3%
H29 0.2台 1.3% 増減率50.0%
H29年12月
クロスバイク
H29 1.1台 6.9%
H28 1.0台 5.2% 増減率10.0%
ロードバイク
H29 0.9台 5.7%
H28 0.8台 4.1% 増減率12.5%
マウンテンバイク
H29 0.2台 1.3%
H28 0.3台 1.5% 増減率-33.3%
H29年11月
クロスバイク
H29 1.1台 7.2%
H28 1.0台 6.0% 増減率10.0%
ロードバイク
H29 0.7台 4.6%
H28 0.7台 4.2% 増減率0.0%
マウンテンバイク
H29 0.1台 0.7%
H28 0.3台 1.8% 増減率-66.7%
となっていました。
下段は前年同月比で、これらを見るとたしかにクロスバイクはコンスタントに微減ながらも売れているようですが、ロードは4か月で3台販売しているような統計結果となっていました。
全国平均で見てみると、関東はほぼ横ばい、中国・四国・九州地方は少し伸びていますが、それ以外は、季節もありますがマイナスの地域もあります。
自転車屋さんの話しと統計を見てみると高価格帯のスポーツ自転車については、前年に比べても状況が好転していないと考えられそうです。
原因を考えると
- 今冬は特別寒かったので外出しなかった
- 少子高齢化で購入者総数が減っている
- ロードの購入者が一巡した(ピークが過ぎた)
- 金銭的な余裕がなくなった
といったことが考えられます。
どれも当てはまりそうそうですが、私は金銭的な余裕が一番ではないかと思っています。
お金があれば取りあえず購入…なんて考えらますからね。
みずほ銀行(みずほ総合研究所)のレポートを見ますと、2017年10月から節約志向指数が急上昇しており、金銭的な余裕がなくなり、支出に対して厳しくなったと読み取れます。
いずれにしても、少し前に比べるとロードやマウンテンバイクの販売が厳しくなっているようです。
ネット店の販売強化もあり、価格差が容易に分るのは消費者にとってはうれしい反面、店舗側からすると厳しい時代と言えそうです。
ただ、自転車は日常的なメンテナンスがあればいつまでも快適に使える乗り物。
日常的なメンテナンスが必要と思われます。
そこが店舗の強みなので、こういった強みを生かした戦略が求められます。
個人的によくみる自転車ショップのBLUE LUGのブログを見ていると、高価格のカスタム自転車がかなり売れているようで写真が毎日のようにアップされています。
どの写真も一眼で丁寧に撮影され、見ているだけでも楽しい構成となっています。
パーツは、アメリカ製が多くほぼ定価で販売しているようですが、レースに参加したり、NITTO社長のトークイベントなどを開催したりして、ネットとリアルが融合した店舗運営を行っており、こういったアプローチがウケているようです。
高くてもサービスがそれを上回るので購入する。
そのため、利益が出しやすく、その利益が社員や店舗、ユーザーに還元される好循環が生まれているようです。
ネットとの親和性が自転車屋さんにも求められているのかもしれませんね。
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