最近では、振動吸収に特化したフレームが増えつつありますが、前後ともサスペンションを搭載したものはロードはなく、マウンテンバイクしかありません。

その反面、最近では、カーボンのしなりを利用した振動吸収に工夫を凝らした車体がかなりあります。

FOXやLafuでは、グラベルロード用のフロントフォークを販売していますが、リヤについては特段そのようなものがありません。

そういった中、以前にも紹介しましたがNINERが本格的なサスペンションを搭載したグラベルロードを開発しており、その開発が順調に進んでいるようです。



フロントは倒立フォーク、リヤはマウンテンバイクに近い構造ですが、ダンパーをタイヤとシートチューブの間に設置し、リンク機構をBBの前に配置していることから、ホイールベースとサスペンション機構のバランスを考えたものとなっています。

タイヤは700×50cとかなり太目のタイヤまでOK。

サドルバック、フレームバックなども取り付けられ、荷物の積載性も配慮しています。



今回展示しているのはプロトタイプとされていますが、以前紹介したものに比べ、サスペンションの構造や泥除けなどの完成度が高く市販車に近い状態となっています。

写真を見る限り、スッキリとしており、かなりカッコイイものに仕上がっています。

ジオメトリや重量などは公表されいませんが、ダンパーなどを搭載していることから、ジオメトリは一般的なロードとは異なりそうで、重量も幾分重くなるのではないかと思われます。

販売価格も高そうだとしか分かりませんが、どんな走りができるか興味が尽きません。

MOOTSもエラストマーを搭載したバイクを開発しており、グラベルロードとサスペンションといった組み合わせが今後、増えてきそう。

グラベルロードは、北米ではかなりホットなバイクなんでしょうね。